レクサス、輸入車から買い替え増加 節目の10年、夢は世界が認めるブランドに (2/4ページ)

2015.10.22 06:30

レクサス国内営業部の成瀬明部長と、高性能クーペの「RC F」

レクサス国内営業部の成瀬明部長と、高性能クーペの「RC F」【拡大】

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  • 発売を控えるレクサス「RX」のプロトタイプ
  • 発売を控えるレクサス「RX」のプロトタイプ
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 レクサスがこだわる『唯一無二』のデザイン

 レクサスが次の10年で目指すのが、「感動や驚きのあるブランドを作ること」だ。成瀬氏は商品面でユーザーに「感動」を与えるポイントとして、「デザイン」「走り」「驚き」「高品質」の4つを挙げる。

 「レクサス代表の福市(得雄氏)は、デザイナー出身です。彼がいつも口にするのが『唯一無二』。ほかと似ているぐらいなら出さないほうがいい、と。低重心でクールな、レクサスらしいデザインを作り込むことに徹しています」

 「驚き」については、いかにも日本発のプレミアムブランドらしい考え方だ。「ぜひ日本の匠の技に注目して欲しいですね。一部車種に採用している縞杢(しまもく)の木目ステアリングは、1本を作るのに20工程、約5週間を要します。丸みを帯びたハンドルに、真っ直ぐの横縞模様を弛ませることなく貼り付ける。これは相当難しい技術です」。経験豊富な職人が、0.2ミリの薄さにスライスした横縞模様のシートを、湾曲したステアリングにシワひとつ作らず接着していくのだ。

 感動や驚きの提供は、もちろんマーケティング面でも意識している。宙に浮くスケートボードが人を乗せてパーク内を滑るテレビCMには、多くの人が驚嘆したはずだ。

 流通面ではどんなサプライズを見せてくれるのだろうか。成瀬氏は「もちろん店舗に来てくださった方にも感動や驚きを届けたい。次の10年で『楽しいね』と言ってもらえる店舗を作っていきたいですね」と語る。

レクサスを乗り継ぐロイヤルカスタマーが7割超

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