ソニー復調、東芝の転籍歓迎 PS4など牽引、画像センサー好調で人手不足 (1/4ページ)

2015.10.30 06:30

2015年9月中間決算を発表するソニーの吉田憲一郎副社長=29日、東京都港区のソニー本社

2015年9月中間決算を発表するソニーの吉田憲一郎副社長=29日、東京都港区のソニー本社【拡大】

 ソニーが29日発表した2015年9月連結中間決算は、最終損益が前年同期の大幅赤字から一転、黒字となり、構造改革による復調が一段と鮮明になった。スマートフォンのカメラに使用される画像センサーなどのデバイス(電子部品)や「プレイステーション(PS)4」などのゲームが業績回復を牽引(けんいん)した。規模拡大を狙う事業と、販売数量を追わずに収益性を重視する事業を明確に分けた戦略が奏功している。ただ、スマホ事業の赤字が続くなど課題も残り、中国経済の減速などリスク要因もくすぶる。通期でV字回復を実現し、目標の「高収益企業」(平井一夫社長)に近づけるかが問われている。

 高付加価値品に注力

 「テレビやデジタルカメラは規模ではなく『違い』を追う。一方で、PS4は1台でも多く普及させたい。デバイスも拡大する」

 構造改革を担う吉田憲一郎副社長兼最高財務責任者(CFO)は会見で、エレクトロニクス(電機)分野の基本戦略をそう述べた。家電は海外メーカーとの競争や価格の下落が激しい。

例えば、15年3月期に11年ぶりの営業黒字を達成したテレビは…

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