NTTドコモが30日に発表した2016年3月期連結中間決算は、営業利益が4625億円(前年同期比15.8%増)で上期としては2期ぶりに増益に転じた。携帯電話の新規契約から解約を引いた純増数が1.6倍の190万件と好調だったほか新規事業が業績を押し上げた。
売上高は2兆2149億円(1.9%増)と3期ぶりの増収となり、最終利益も3171億円(22.2%増)と大幅に伸びた。
主力の通信事業は、前年同期より194億円の減収だったが、営業利益は355億円増加した。割安な新料金プランや定額通話への移行が進み、端末販売収入が落ち込んだが、番号持ち運び制度(MNP)による契約者の他社への転出数が前年同期の18万件から4万件に大きく改善した。