ピーティックス創業者原田卓氏【拡大】
□ピーティックス創業者・原田卓氏に聞く
イベント主催者のためのイベント管理・集客・チケット販売サービス、Peatix(ピーティックス)は日本発のスタートアップだが、現在その本社を米ニューヨークに置く。ピーティックスを率いる創業者の原田卓氏には、東京で生まれながらも生後すぐにニューヨークに移住したという生い立ちがある。ピーティックスは創業者の足跡を追うかのように早い時期に米国に拠点を移し、グローバル展開を進める。原田氏に、その決断の理由を聞いた。
◆難しいチケット販売
--チケットのネット販売市場は競争が激しいですね。多くの新サービスが生まれても長続きしません
「そうですね。私たちがピーティックスを日本で始めた2011年に、少なくとも国内に15の競合がありました。現在世界には60から70程度の競合サービスがあるでしょうか。これまでに延べ7万を超えるイベントで利用されてきたピーティックスですが、その成功は創業当初の素晴らしい戦略のなせる業というわけではありません。顧客を理解するのには時間がかかり、ユーザーインターフェースの改良にかなり費やしました。チケット販売という分野はいたってシンプルに見えますが、使える物を作ろうとすると実際はそうでもないんです。顧客獲得のための確立したチャンネルはありませんし、顧客のニーズは非常に複雑です」
--ピーティックスを日本企業とは思っていないとか
「ピーティックスでは、グローバルに事業を考えるための基礎的な文化を最初から築いておきたかったのです。13年には本社をニューヨークに移しました」