ピーティックス創業者原田卓氏【拡大】
--ご自身に失敗の経験は? ピーティックスでの決断で後悔したことはありますか
「たくさんあります。いくつかの決断が後々私たちを苦しめました。製品に関して私がばかな決断をしたこともありましたが、ミスを早い段階で経験したことは幸運でした。競合の数社はまだこうした過ちを経験していないので、今後会社が大きくなってからミスをするともっと痛手を被ると思います。成功だけが競争力を高めると思われがちですが、既に経験した過ちもまた価値が高いのです。ミスから学び、生き残ることができれば、とてつもなく価値のある経験だといえます」
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今回の対談で原田氏の指摘した「違いではなく共通点や類似点に集中する」ことの大切さは、肝に銘じておきたい。外国市場への進出やグローバリゼーションに関してこの指摘が当たっているのはもちろんだが、一般的に言ってもよいアドバイスだと思う。人生のあらゆる局面で普遍的なことに注意を向けることで、否定的な姿勢が緩和され、ストレスも減るだろう。同じように、ビジネスだけでなく人生全般においても言えるのが、失敗という経験の知的財産的価値の高さだ。若者が失敗を恐れつつも、萎縮せず前に踏み出せる社会でありたい。
文:ティム・ロメロ
訳:堀まどか
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【プロフィル】ティム・ロメロ
米国出身。東京に拠点を置き、起業家として活躍。20年以上前に来日し、以来複数の会社を立ち上げ、売却。“Disrupting Japan”(日本をディスラプトする)と題するポッドキャストを主催するほか、起業家のメンター及び投資家としても日本のスタートアップコミュニティーに深く関与する。公式ホームページ=http://www.t3.org、ポッドキャスト=http://www.disruptingjapan.com/