【日本発!起業家の挑戦】競争力を高める「ミスからの学び」 (4/5ページ)

2015.11.3 05:00

ピーティックス創業者原田卓氏

ピーティックス創業者原田卓氏【拡大】

 --日本と米国を行き来されていますが、2つの国にはどんな違いがありますか

 「世界はどこも同じになってきています。違いについて話すのが好きな人は多いですが、違いが重要だとは思いません。スタートアップの創業者として注目しなければいけないのは、地域が変わっても共通することは何かということです。その視点が利益を生みます。米国に住む人はいまだに日本をどこかエキゾチックな市場とみていますが、そうではありません。ユニバーサル(普遍的)なことに焦点を合わせるべきです。崇敬するジェフ・ベゾスが指摘していたのは、世界中のどこにも製品の到着が遅れて喜ぶ人はいない、価格がより高いことを望む人などいない、ということです。普遍的な真実を見抜くことができれば、世界中どこでも通じる価値を生み出せます」

 --提供する価値は普遍的でなければならないと

 「時には伝え方を変える必要はあります。ピーティックスでは、チームがいつも世界中のイベント主催者に役立つことに集中し、一つの市場にだけとらわれることのないよう注意しています。顧客基盤の少なくとも10%に強い影響を与えるものを開発しなければならないと考えています。地域の特性にこだわりすぎていては達成できません」

 ◆失敗を恐れよ

 --日本でのリスクに対する姿勢は変わってきていますか

 「とてもゆっくりと。小さな失敗は受け入れられやすくなっていますし、書店には失敗してもよいという言葉が並んでいます。でも、私自身は失敗に対する恐れは実は良いものだと思っています。米国ではスタートアップがひと月に50万ドル(約6020万円)も使い果たしているのをよく見ますが、そんな会社の多くは生き残りません。一方で日本のスタートアップの経営はより保守的です。良いことです」

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