社員の健康に配慮して会社の成長につなげようという「健康経営」に取り組む企業が注目が集めている。経済産業省などから「健康経営銘柄」に認定され、社員の健康管理に戦略的に取り組むロート製薬は30年以上前から社内で体力測定を続け、優秀な成績の社員を表彰している。健康優良企業の社員の実力とはどのようなものか。同社の体力自慢の女性社員にアラサーの記者が同行し、取材した。(阿部佐知子)
年に1回の一大イベント
10月中旬、大阪市生野区のロート製薬本社6階の体育館にスポーツウエア姿の社員が集まった。同社の年に1回のイベントである体力測定の会場だ。
測定するのは握力、肺活量、垂直跳び、腹筋など7項目。小中学校の体育の授業のような内容に、社員が黙々と取り組んでいく。
「筋力や持久力などを維持することは病気の予防にもつながり、健康のバロメーターになる」と話すのは同社広報担当者。結果は全項目で、何歳相当かという体力年齢で集計し、上位の成績をおさめた社員を発表して表彰しているという。