鉄道関連の最新機材やシステムなどを集めた総合展「第4回鉄道技術展」(主催・フジサンケイビジネスアイ)が11日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で始まり、多くの来場者でにぎわった。会期は13日まで、午前10時~午後5時。入場料は2000円。
展示会は国内外450の企業や団体が参加し、信号システムや踏切などの保安装置、出発時刻や行き先を表示する旅客案内表示装置など、鉄道の安全運行を支える最新技術が実演を交えて展示。同時開催の「橋梁(きょうりょう)・トンネル技術展」には59の企業や団体が出展し、新幹線など高速鉄道を支える土木技術を紹介している。
音楽プロデューサーの向谷実氏が代表を務める音楽館(東京都品川区)は新開発のホームドアを出展した。ホームドアは鉄板を使った引き戸式が主流だが、列車のドア1カ所分に相当する1ユニットあたり300キロもあるため、くい打ちなどが必要となるなど、設置コストの高さが課題だった。
音楽館が、鉄道向け電気機械開発の大誠テクノ(大阪市東成区)と共同で開発した新型ホームドアは、2枚の鉄扉の代わりに、約1.3メートル、直径4~5センチの棒が左右から伸びる。これによりユニットの重さを150キロと半分に軽量化した。
利用客の安全への関心が高まるなか、向谷代表は「設置コストで導入をためらっていた大手以外の鉄道会社にもアピールしたい」と話している。
会場前に開かれた開会式で、来賓としてあいさつに立った国土交通省鉄道局の潮崎俊也技術審議官は「技術者のシーズと利用客のニーズが出会うことで新たな技術が生まれ、この展示会が日本と世界の鉄道の発展の礎となってほしい」とあいさつした。