YS-11挫折でMRJが学んだこと 「優れたモノづくり」だけでは足りない (2/4ページ)

2015.11.14 12:00

航空機部品の製造を手掛ける大起産業の木曽岬工場=三重県木曽岬町

航空機部品の製造を手掛ける大起産業の木曽岬工場=三重県木曽岬町【拡大】

  • 愛知県営名古屋空港から離陸したMRJ=11日午前9時35分、愛知県(本社ヘリから、竹川禎一郎撮影)

 日本の航空機産業の成長には、安全性や性能などモノづくりの技術に加えて、販売やサービスというソフト面の能力も不可欠だ。

 MRJの1機当たりの価格(90席タイプで約58億円)は、他社の同型機と比べてまだ高い。三菱航空機は開発と並行して、販売拡大につながるコスト削減を急ぐ。それは、苦い結果に終わった“日の丸航空機”YS-11の挫折から学んだ教訓の一つだ。

 不明確な経営主体

 42年前、戦後初の国産プロペラ旅客機「YS-11」が182機目を最後に生産を終了。販売不振で累積した赤字は360億円。三菱重工相談役の西岡喬は「赤字体質の原因は経営主体が不明確だったため」と振り返る。

 YS-11は国を中心に三菱重工や富士重工業などが出資する「日本航空機製造(日航製)」が開発・販売。部品製造や組み立てを重工各社が分担する体制だった。

しかし、それまで防衛庁(当時)向けの製品が主だった重工各社の…

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