九州電力の川内原発2号機=10月、鹿児島県薩摩川内市(共同通信社ヘリから)【拡大】
来年4月の電力小売りの全面自由化で、家庭向け電力販売をめぐる新電力と大手電力の競争が激化する。大手電力が相次いで値下げに言及するのは、火力に比べて発電コストの低い原発が再稼働すれば、価格競争で優位に立てるとの思惑もある。
ただ川内1、2号や伊方3号以外で原子力規制委員会の審査に合格している関西電力高浜3、4号(福井県)は、福井地裁が再稼働を差し止める仮処分を決定した。事故を起こした福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)の柏崎刈羽などは、再稼働のめどすら立っておらず、思惑通りに値下げにつながるかは見通せない。(大柳聡庸)