4Kテレビの組み立てを行う作業員ら。「シャープ製品愛用運動」で売り上げは回復するのか=栃木県矢板市のシャープ栃木工場(織田淳嗣撮影)【拡大】
シャープの先行きは厳しい。不振が続く液晶事業を切り離しても、テレビや太陽光など他の事業の競争力が高いとはいえない。あるアナリストは「液晶の後は何が核となるのかが全く見えてこない」と突き放す。
シャープには“ポスト液晶”の青写真が求められるが、「残された時間は少ない」(同アナリスト)。問題を先送りすれば、三洋がたどったのと同じ「解体売却」という末路も現実味を帯びてくる。(橋本亮)