砂場や大きなブロック、足でこぐゴーカート…。これまでの施設で使ったアイデアを含む喧々諤々(けんけんがくがく)の議論が行われた。企画開発本部の篠崎洋暢氏は「レイアウトを何枚書き直したかわからない」と振り返る。
4月にバンダイへの出向から企画開発本部に戻った久保正和氏も「今までできなかったことを実現するチャンスだ」と思った。久保氏らが母親を対象にしたアンケートや他社の子供向け施設などを調べた結果、「子供が夢中になって遊べる」ことを最優先すべきだという結論に達した。
それまでは、「体幹を鍛える」や「知育」など、子供の教育的要素を満たすような遊びが必要と考えられてきたが、子供たちが自由に何かをつくったり、感覚的に楽しい運動などを重視することにした。