オープン後、集客は好調だ。篠崎氏は「『このように遊んでください』というのではなく、余白を持たせた。親子で一緒に、遊びをクリエイトしてほしい」と強調。久保氏は「手応えはあるが、ナムコが提供する遊びは完成形ではない。若い人を呼び戻すような施設をつくっていきたい」と話している。(高橋寛次)
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≪企業NOW≫
■施設の魅力向上に新企画続々
ナムコはテーマパーク「ナンジャタウン」(東京・池袋)を運営している。来月には、バンダイナムコエンターテインメントと共同開発した新アトラクション「ナジャヴの爆釣りスピリッツ」を開設する。また、来年1月末にかけて、人気テレビアニメ「おそ松さん」とのコラボイベントも行う。テーマパークについても、施設の魅力向上に向け、さまざまな取り組みを進めている。
「爆釣りスピリッツ」は12月18日にオープン。縦2.7メートル、横9.5メートルという大きなスクリーンに映し出された魚を、竿型のコントローラーで釣り上げるアトラクションだ。魚がかかったらコントローラーが振動、リールを回して引き寄せる。釣った魚の重量の合計を競うもので、ピラニアやサメをモチーフにした架空の巨大魚も登場するという。
おそ松さんのイベントは12月4日から。登場人物をイメージしたデザートやグッズが販売されるほか、人気キャラクター「イヤミ」のおみくじなどが楽しめる。
1955年創業の旧ナムコは、「パックマン」や「ギャラクシアン」などをヒットさせた老舗メーカー。現在のナムコは、旧ナムコからゲームセンターといったアミューズメント施設の運営事業などが独立してできた。
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■ナムコ
【設立】2006年3月
【本社】東京都港区三田3丁目13番16号
【資本金】100億円
【売上高】430億円(2015年3月期)
【従業員】3332人(うち社員551人、15年4月末現在)
【事業内容】アミューズメント施設の企画運営など