AppSocially最高経営責任者(CEO)の高橋雄介氏。「グロースハック」の普及活動でも知られる【拡大】
■AppSocially創業者・高橋雄介氏に聞く
高橋雄介氏は慶應義塾大学で博士号を取得後、研究職を辞して起業家に転身し、日本とサンフランシスコで複数の起業を経験している。『グロースハック』の普及活動でも知られる人物だ。米国のシリコンバレーで創業したスタートアップAppSocially(アップ・ソーシャリー)は現時点では小規模ながらも、高橋氏の語るストーリーは日本の新世代起業家を代表するもので傾聴に値する。まず、このアプリと、サンフランシスコで初めてその考えに触れて感銘を受けたというグロースハックについて聞いた。
◆米国で出合った考え
--AppSociallyについて教えてください
「いたってシンプルです。良いスタートアップはどれもそうあるべきだと思います。私たちはスマートフォン用アプリの開発者たちを顧客に、彼らのプロダクトが注目と新規顧客を集めるのを手助けしています。ソフトウェア開発キットをインストールすれば、どんなアプリにも1行のコード追加で簡単にバイラル(口コミ)効果を生む機能が備わります。たとえば、ユーザーが友達をアプリに招待したり、ソーシャルメディアでアプリを紹介したりした結果、友達もアプリを使い始めれば得点やお金がもらえるという仕組みを導入できます。その効果を測定する機能もあるので、バイラルマーケティングの戦略管理ができるわけです」
--米国でAppSociallyを起業する前に『グロースハッカー』という団体を日本で始めましたよね。グロース、すなわち成長についての考えを聞かせてください。サンフランシスコの企業はグロースに執着していますが、日本の起業家はグロースに十分注意を払っていないように思います