AppSocially最高経営責任者(CEO)の高橋雄介氏。「グロースハック」の普及活動でも知られる【拡大】
--スタートアップにとっての環境をよくするために、日本の何を変えたいですか
「起業家が積極的に助け合い、指導し合うようになってほしいです。サンフランシスコでは、コーヒーショップで大変成功している起業家と遭遇することがあり、そうすると彼らは時間とコネを惜しげもなく提供してくれます。日本では、起業を成功させた人と話す機会を得るのがまず難しいです。一度成功すると、起業したばかりの人から社会的に自分を引き離してしまう人が多いからです。一部の実績ある起業家が駆け出しの人たちと一緒に仕事をするようになってきていますが、この傾向はまだ始まったばかりの印象です」
--日本ではオープンネットワークラボ、サンフランシスコでは500スタートアップという2つのスタートアップ支援プログラムを経験していますね。スタートアップにとって本当に価値のあるものなのでしょうか
「インキュベーターのなかでも最高水準のものは価値があります。メンターのネットワークが強固で広いですし、スタッフがスタートアップを理解しています。また、アメリカでは同じプログラムに所属するスタートアップからもたらされる価値が高いですね。世界中から起業家たちが高い能力をもって集まり、互いに教え合うからです。でも、これが当てはまるのはトップのインキュベーターだけ。ほとんどのプログラムにはそこまでの価値はないでしょう」