--熱中したことは
「小学生からテニスを始めた。茨城県チャンピオンになったし、高校生のときはインターハイに出場もした。大学はテニスもできるところを探したし、卒業後の就職先は大手食品メーカーかスポーツメーカーのどちらにしようか迷っていたほどだ」
--娘が3人いるが、19代目にさせたいか
「この家に生まれたから継がなければならないという押しつけは、時代の流れに沿わない。継いでくれればうれしいが、まずは子供が『継ぎたい』と思えるように、お客に喜ばれ、自分たちの仕事に誇りを持てるようにしなければいけない。自分がどれだけこの会社を魅力的にできるかにかかっていると思う」
--今後やってみたいことは
「都心の子供たちに大豆や小麦作りを通じて農業の良さを味わわせたい。作物を収穫し、しょうゆを造って、味わって…。ものづくりの大変さ、大切さも学んでほしい。そんな経験ができる場を設けたい」
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【プロフィル】柴沼秀篤
しばぬま・ひであつ 東京農大卒。大手食品メーカーに就職。営業のほか、マーケティングや商品開発を経験した。2008年に柴沼醤油醸造で働き始め、13年から経営や業務の全てを任されている。36歳。茨城県出身。
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≪イチ押し!≫
■まろやかで深い味わい「紫峰」
料理との相性を考え、だしやみりんを加えて味わい深く、まろやかに仕立てる板前こだわりのしょうゆ。そんな味を家庭でも気軽に楽しんでもらいたいと製造された。
木桶で熟成し、圧搾した生醤油(きじょうゆ)に、かつおだしで味を調えた。柴沼醤油醸造の主力商品になっている。
そのまま刺し身につけて食べても合うが、手間のかかる煮物もこの商品一つで簡単に味付けできるという。ゆでたパスタにこのしょうゆとバターを合わせて調理すれば、和風パスタも手軽に作れる。
使い勝手が良いと1リットル瓶を購入していくコアなファンも多い。歌舞伎俳優がお中元やお歳暮の贈答用として推薦したこともある。150ミリリットル卓上瓶は300円、500ミリリットルペットボトルは380円、1リットル瓶は680円(いずれも税抜き)。