パソコンの国内シェア【拡大】
東芝、富士通とソニーのパソコン部門が独立したVAIO(バイオ)の3社が、パソコン事業の統合に向け検討に入ったことが4日、分かった。実現すれば国内シェアトップのパソコン企業となる。世界的な価格競争の激化のほか、スマートフォンやタブレット端末が台頭し、市場が縮小。事業統合で収益性の向上を狙い、生き残りを図る。
関係者によると、バイオが存続会社となり、各社が出資して事業を移管する案などを検討。事業統合で間接費の削減や部品調達の交渉を高めたい考えだ。
「ダイナブック」のブランドで知られる東芝のパソコン事業は、かつてはノートパソコンで世界シェア首位を誇っていたが、足元では白物家電などとともに赤字が続く。部品取引をめぐる利益のかさ上げが行われ、会計不祥事の“舞台”の一つとなった。
富士通は個人向けの「FMV」ブランドで知られるが、近年の市場環境の変化で苦戦。10月には、パソコン部門を来春をめどに分社化すると発表した。