ビール大手4社の11月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の販売が、10日出そろった。アサヒとキリンの2社の販売数量が前年同月比でマイナスで、サントリーが前年並み、サッポロはプラスだった。サッポロは主力のビール「黒ラベル」と高級ビール「エビス」などが好調で、全体を押し上げた。
ビール類の販売数量はアサヒが約3%減、キリンが約1%減。サッポロは5%強のプラス、サントリーが前年同月並みを確保した。
サッポロは高級ブランド「エビス」がギフト向け需要の増加や派生商品の投入などで販売が好調だった。アサヒは新ジャンルの販売が4%増と堅調に推移したものの、発泡酒や主力のビール「スーパードライ」の落ち込みが響いた。
キリンは主力のビール「一番搾り」が11%増と好調だったものの、発泡酒「淡麗」などの販売が低調だったことが響いた。