FGTに暗雲が立ち込めてきた。長崎ルート沿線自治体の関係者からは「フリーゲージ一本やりではなく、対応を考えなければならない」として、「フル規格化」の検討を求める声が上がった。
FGTは昨年秋、走行試験中に車軸付近のひびや摩耗が確認され、試験中断に追い込まれた。4日に東京で開催されたFGTの技術評価委員会では、走行試験再開は、早くとも来年度後半になることが報告された。試験終了は31年度までずれ込む見込みで、長崎ルート開業に、生産を間に合わせるのは難しくなった。
九州の関係者は、開発の遅れが長崎ルート開業に影響しないか、やきもきする。もともとFGTに対しては、懐疑的な意見が少なくない。
計画によると、長崎ルートは、大きく3つに分かれる。博多~新鳥栖と、新鳥栖~武雄温泉、そして武雄温泉~長崎だ。このうち新鳥栖~武雄温泉区間を、在来線のレールを使用することになっている。