長崎の新幹線、結局フル規格化? 開発遅れ…どうなる新型フリーゲージトレイン (3/4ページ)

2015.12.12 17:10

実用に向けた走行試験の遅れるフリーゲージトレイン

実用に向けた走行試験の遅れるフリーゲージトレイン【拡大】

  • フリーゲージトレインの車輪間隔を自動的に変える線路設備「軌間変換装置」=福井県敦賀市(JR西日本提供)
  • 記者会見する石井国交相=30日午前、国交省

 佐賀県内の自治体が、フル規格化による財政負担の増加と、在来線廃止を心配したことが背景にある。対して長崎県は、フル規格化を要望してきた。FGTでは、時短効果が薄いからだ。

 博多~長崎間は現行の特急で1時間50分程度。FGTの場合、1時間20分程度と、30分ほどの短縮にしかならない。

 加えて、FGTは車両の機構が複雑となり、最高速度は270キロでしかない。このため、JR西日本が、博多駅以東の山陽新幹線へのFGT乗り入れに難色を示す。せっかく開業しても、関西方面に向かうには博多駅で乗り換えが必要となる可能性があるのだ。

 鹿児島ルートの開業では、相互乗り入れ新幹線を使い、関西から多くの観光客が南九州に来た。これに対し、長崎ルートは新幹線効果が十分に発揮できない可能性がある。

こうしたFGTのデメリットに開発の遅れが加わり…

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