また閉店?関西のアパレルは大丈夫? さみしい気持ち…底知れぬ不安 (2/5ページ)

2015.12.20 07:15

「アソコ」南堀江店。オープン当初の行列はない=平成27年12月撮影

「アソコ」南堀江店。オープン当初の行列はない=平成27年12月撮影【拡大】

  • オープン当初は開店前に行列ができていた「アソコ」=平成25年8月、大阪・堀江エリア
  • 町工場の経営者(阿部寛)たちの奮闘を描いたTBS系「下町ロケット」
  • ドラマ「下町ロケット」の完成披露試写会に出席した左から真矢ミキ、安田顕、吉川晃司、阿部寛、土屋太鳳、立川談春、恵俊彰=平成27年10月、東京・丸の内
  • グランフロント大阪の1階にある「イーブス」
  • グランフロント大阪の「イーブス」

 両社に共通するのは、いずれも大阪で創業したが、他企業と業務提携(事実上の吸収合併)、フィットは「TSIホールディングス」(東京都港区)、遊心クリエイションは「日鉄住金物産」(同)の子会社で、親会社が「採算取れず」と見切ったことだ。

 快進撃続ける“ナニワの雄”といわれたが…

 遊心クリエイションは平成14年に森島純嗣前社長(26年退任)が設立、10年に住金物産(現日鉄住金物産)が株式35%を取得、14年11月には全株式を取得していた。現在の店舗数はSPA(製造小売業)業態の「イーブス」34店、レディス「グランデベーネ」7店、低価格雑貨業態の「アソコ」4店の合計45店となる。世間では低価格帯の「イーブス」や雑貨の「アソコ」が有名だ。

 しかし、大手ファストファッションブランドがひしめく昨今。イーブスの衣料は、デザイン、価格ともに若干のパンチ不足は否めない。また、オープン当初は話題となったアソコも、今では集客率が悪い。いかんせん、“よく似た”業態は多数ある。どこかで差別化を図らなければ埋没するのは必然だろう。

レアアイテムを手に入れることもできた。本当に残念だ

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