また閉店?関西のアパレルは大丈夫? さみしい気持ち…底知れぬ不安 (4/5ページ)

2015.12.20 07:15

「アソコ」南堀江店。オープン当初の行列はない=平成27年12月撮影

「アソコ」南堀江店。オープン当初の行列はない=平成27年12月撮影【拡大】

  • オープン当初は開店前に行列ができていた「アソコ」=平成25年8月、大阪・堀江エリア
  • 町工場の経営者(阿部寛)たちの奮闘を描いたTBS系「下町ロケット」
  • ドラマ「下町ロケット」の完成披露試写会に出席した左から真矢ミキ、安田顕、吉川晃司、阿部寛、土屋太鳳、立川談春、恵俊彰=平成27年10月、東京・丸の内
  • グランフロント大阪の1階にある「イーブス」
  • グランフロント大阪の「イーブス」

 知人の大阪在住のデザイナーが手がけるブランドは逆だった。数年前に大企業から離れ、小さな会社を立ち上げた。「これで、気兼ねなく好きな生地を買い、私のこだわりを詰め込んだ服が作れる。デザイナーとして、モノを作る人間としてこんな幸せなことはない」と話している。企業の中のデザイナーであったときはコストや売れ筋を常に気にしなければならなかったという。今は生産数は極少数のため大きくもうけることはできないが、まずまず順調な経営状態とのこと。これぞモノづくりの神髄かと思った。

 「下町ロケット」の技術者魂とファッションデザイナーは共通する?

 フィットや遊心クリエイションの末路を見て、知人のデザイナーの話を聞いて、業界は違うがテレビドラマにもなった池井戸潤さんの小説「下町ロケット」が重なった。ロケット部品の特許を持つ中小企業の町工場が、特許の売却や(吸収)合併話を拒み、幾多の苦難を乗り越え名実ともに得てゆく-というストーリー。大企業を向こうにまわしてもひるまず、「モノづくり」にかける町工場社長や従業員らの情熱が感動を呼んでいる。

ドラマ「下町ロケット」に関する調査を技術者500名に行ったところ…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。