LIXILの新社長に就任する瀬戸欣哉氏【拡大】
LIXILグループは21日、事業会社LIXILの社長兼最高経営責任者(CEO)に、米資材流通大手役員の瀬戸欣哉氏(55)が来年1月1日付で就任する人事を発表した。同日開催の取締役会で決定した。藤森義明グループ社長(64)は来年6月に相談役に退き、瀬戸氏が後任になる予定。藤森氏は来年1月から6月までLIXILで代表権のある会長に就く。
瀬戸氏は、米WWグレンジャー社でオンラインビジネス担当のシニア・バイス・プレジデントを務める。LIXILグループは事業の国際化やデジタル強化を進めており、海外企業の経営経験が豊富な瀬戸氏の手腕で、激化する競争環境に対応していく狙い。
記者会見した藤森氏は、瀬戸氏について「高い専門性を持ち、グローバルリーダーとしての経験も豊富だ」と評した。