■対面販売の強化で地域との信頼築く
大阪府高槻市に本社を構え、大阪・京都間で薬局・調剤合わせて約30店舗を展開する(株)ケアーズ。先代が創業した薬局を大切に受け継ぎ、流通業の変化に応じたドラッグストアの展開や高齢化社会を見据えての対面販売の強化など、時代を読んだ柔軟な対応力で地域医療を支える。現在の経営方針や今後の展望について、岸本一男社長に話を聞いた。
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□岸本一男社長
■大阪・京都間に30店舗を展開
--創業の経緯を教えてください
「1957年に大阪の高槻で父・岸本忠男が創業しました。祖母は、人のために役に立つ職業だからと、父が子供の頃から薬剤師にしたかったのだそうです。祖母に厳しく育てられた父は、大阪薬科大学の1期生として学んで薬剤師になりました。出店場所を探す中で、京都・大阪の間で将来発展する街だろうと見込んで高槻に1号店をオープンしたそうです。当時は、薬と最寄り品が並ぶ薬局でしたが、先代が12店舗まで広げました。私は大学卒業後、化粧品会社に就職して広島で営業職を経験した後に、父の精神を受け継ぎ家業を継ぐことを決意しました」