--現在の経営方針について教えてください
「高槻は昭和30~40年代に人口が爆発的に増えたベッドタウンなので、高齢化が進んでいます。商品アイテムもどこでも買えるようなものではなく、高齢者が健康維持や快適な生活をするのに役立つ商品に絞っています。約60坪の店であれば30坪をファーマシー、あと30坪は調剤で、常駐する薬剤師が対面で患者さんに対応できるような体制で、セルフメディケーションを推進していきたいですね。これからの薬局は、医療費を下げるという役割を意識しないといけません。患者さんの薬の重複や、飲み合わせなどを薬局がチェックし、服用する薬を減らしてあげられるような役割が大切になってきます。挨拶から始まって、日頃から体調や症状を気軽に相談してもらえるような、かかりつけ薬局を目指していきます。もともと父がやっていた時代の薬局は、薬局に来て健康相談をして、それで症状が重いときは病院をお勧めするという流れでした。その原点を大事に、地域の健康を見守っていきたいと考えています。また、さらに高齢化が進み、お客さまが店に来られなくなるとわれわれが出ていく必要があります。今後は在宅調剤と最寄り品の配達を検討し、頼りになる近所の薬局でありたいですね」
--店頭でのサービスにおいて工夫していることはありますか
「お客さまに実際に体感してもらうということを大事にしています。健康維持の商品であれば飲んでみてもらい、化粧品であればメークをしたり、ハンドクリームでマッサージを無料でしてさしあげるなど。今は合理性だけを追求してもだめだと感じています。一見非効率なことでも、お客さまに喜んでいただくことが大切です。日々のコミュニケーションの中で、実際に体感して良いと思ったものを購入いただき、信頼を積み重ねていきたいと考えています」