【日本発!起業家の挑戦】不利な状況を強みに変える姿勢 (3/6ページ)

2016.2.2 05:00

ビザスク端羽英子氏

ビザスク端羽英子氏【拡大】

 --欧米企業に比べると、日本企業は外部の有識者の知見を利用することが少ないですね。また、利用する時は、名前の通った大きな会社を選びます。ビザスクのようなスタートアップが仲介するアドバイスが企業に信頼されるのは大変だったのでは

 「経済産業省から人材活用を支援する事業を受託したことが、信頼を得るうえで役に立ったと思います。たしかに、従来は社外の助けを借りることが推奨される雰囲気はありませんでしたが、そんな見方もかわってきています。企業は新規事業を生み出すことが強く求められています。多くの人がまったく経験のない事業領域を知ろうとしているので、そんな状況で助けを求めることは恥ずかしくないのです。実務経験の価値が、本で学べる理論より高いことも周知されてきました」

 ◆支えられるトップに

 --起業前にはマサチューセッツ工科大学(MIT)で学び、ゴールドマンサックスで働き…、と金融界での成功が約束されているような道を歩んでいたのに、スタートアップの世界に飛び込んだきっかけは

 「東京大学を卒業後ゴールドマンサックスで働きましたが、学生結婚をして、1年後には妊娠したのでゴールドマンサックスでの仕事を続けることは現実的でないと思ったのです。それで、米国公認会計士の資格を取得してロレアルに転職し、時間に余裕のある働き方に変えました。すると、夫がボストンに留学することになったので、一緒に渡米しました。3年間のプログラムだったので、私はその間にMITの経営大学院で学ぶことにしました」

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