【日本発!起業家の挑戦】不利な状況を強みに変える姿勢 (4/6ページ)

2016.2.2 05:00

ビザスク端羽英子氏

ビザスク端羽英子氏【拡大】

 --スタートアップはまだ出てきませんね

 「実は興味は前からあったのですが、MIT在学中に離婚してシングルマザーになったので、経営学修士(MBA)取得後、投資ファンドの業界に戻ることにしました。M&A関連の仕事をたくさんしておもしろかったのですが、そこで、資金はあるのに新規事業の立案や遂行時に必要になるノウハウを手に入れられず、苦労する日本企業を目にしました。スポットコンサルのアイデアがまとまり始めたのはその頃です。起業を決心したのは、トライしてみてうまくいかなければ数年で投資の世界に戻れるという自信があったからです」

 --投資ファンドでの勤務とスタートアップの経営はまるで違うと思いますが、よい経営者になるために変えなければならないことはありましたか

 「いろいろな人と働くということを身に付けなければなりませんでした。プライベート・エクイティ(未公開株)ファンドでは、同僚はみな頭がきれ、かつ似たような経歴の持ち主ばかりでした。一方のスタートアップで働くエンジニアも頭の回転は同じように速いのですが、性格がまるで違います。それに、大企業では社員が会社に対して忠誠心を持っているのに対し、スタートアップでは会社の目指すビジョンそのものに共感する人が働いています。よい経営者になるのは簡単なことではありません。エンジニアとはしょっちゅうけんかしますし、まだまだ学ぶことがたくさんあります(笑)。でも、ビジョンを共有しているから、理解し合えます」

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