【日本発!起業家の挑戦】不利な状況を強みに変える姿勢 (6/6ページ)

2016.2.2 05:00

ビザスク端羽英子氏

ビザスク端羽英子氏【拡大】

 --日本のスタートアップ界が次の5年でどうなるか、楽しみですね

 「ビジネス文化が大きく変わり、市場もより外に開かれていくと思います。イノベーションについての考え方や、キャリアについての考え方が今まさに変わりつつあります。スタートアップがその変化の源になっているのです」

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 端羽氏のすごいところは、ほとんどの人が不利だと考えてしまう状況を有利に変えてしまう能力だ。働く女性に向けられる偏見、シングルマザーであること、非技術系の経営者がエンジニアに囲まれる職場。それらを自分の強みにしてしまう彼女の姿勢から、スタートアップの創業者なら誰もが学べることがある。政治家や大企業の経営者もこの姿勢を見習うべきかもしれない。日本がどれほどの困難に直面しているかと愚痴をこぼす前に、その状況を強みに変える方法を考えることに時間を使うべきだと分かるだろう。

 文:ティム・ロメロ

 訳:堀まどか

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【プロフィル】ティム・ロメロ

 米国出身。東京に拠点を置き、起業家として活躍。20年以上前に来日し、以来複数の会社を立ち上げ、売却。“Disrupting Japan”(日本をディスラプトする)と題するポッドキャストを主催するほか、起業家のメンター及び投資家としても日本のスタートアップコミュニティーに深く関与する。公式ホームページ=http://www.t3.org、ポッドキャスト=http://www.disruptingjapan.com/

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