人生に思いをはせるエンディング写真 なつコーポレーション・大竹聖子会長 (1/4ページ)

2016.2.8 05:00

 なつコーポレーションは、内定がとれる就職活動用写真を撮影すると大学生の間で評判の「フォトスタジオなつ」を運営している。個々の魅力を最大限引き出して、採用する企業側が好感を持つように写す。大竹聖子さんは、就職用や証明用など延べ15万人の学生写真の撮影実績に加え、ここ数年、シニア世代向けのエンディング写真事業に力を注いでいる。

 ◆遺影のあり方に疑問

 エンディング写真は人生の節目に、お気に入りのベストショットを撮ることを提案している。「長年歩んできた人生が刻まれた表情に、若い人とは違う味わいがある」とシニア世代の撮影の魅力を語る。

 友人が40代で亡くなったことが、エンディング事業を始めるきっかけとなった。生前の顔を引き伸ばして喪服と合成させた写真を見たときに、「寂しく悲惨な人生だったように感じ、悲しくなった」と遺影のあり方に疑問を持つようになる。

 従来の暗い遺影のイメージを変えようと思ったが、人間にとって自分の死を考えるのは楽しいことではない。そこで遺影という言葉を使わず、「寿写(じゅしゃ)」というブランドで3年ほど前からサービスを始めた。還暦、喜寿など人生の節目ごとに撮影することで、「これからの人生を充実させ、前向きに生きてもらいたい」との願いを込めている。こうして撮影したお気に入りの一枚が、その人の味わい深い人生に思いをはせる遺影として使われている。

 旧満州(中国東北部)・奉天(現・瀋陽)で写真館を経営する父の元に、4人きょうだいの三女として生まれる。終戦とともに4歳で帰国。一時、親類に引き取られた後、シベリア抑留から引き揚げてきた父と再会し、1949年再び東京都内で写真館を始める。

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