スマホやパソコン…世界競争の予兆 アップル副社長が大阪を初視察 (4/4ページ)

2016.2.27 17:03

 アップル製品を並べ、薄さやシンプルなデザインを強調した画像を記者にアピールしながら、クロール副社長は「それぞれの製品に搭載されたアプリは連動するため、組み合わせて使うことで、より良いユーザー体験ができる」と訴えた。

 ただ、ライバルの米マイクロソフトも、昨年夏にスマホやタブレット端末との連動性を強化したOS「ウィンドウズ10」の無料提供に踏み切っており、今後は顧客の囲い込み競争が激化しそうだ。

 日本市場を制するのは、スマホ王者のアップルか、パソコン向けOSで圧倒的シェアを握るマイクロソフトか。

 IDCジャパンの片山雅弘リサーチマネジャーも「総務省の指導で携帯端末の“実質0円端末”販売ができなくなると、高機能のアイフォーンは価格が高い分、販売で影響を受けるだろう。今後は、スマホとパソコンを含めて企業向け需要が成長のカギを握る」と予想している。

 米アップル首脳の大阪訪問は、スマホやパソコンなどをめぐる次なるBtoB(企業間取引)戦争の幕開けを予感させるものとなった。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。