
吉田正弘労務委員長【拡大】
--ベアに対する期待は引き続き大きい
「自動車大手は既に2年連続でベアを実現している。ベアは残業代や手当も含め賃金を底上げし、水準を下げることが難しくなるので総人件費への影響が大きい。各社の収益は改善しているが、社員への還元方法は賞与や手当、福利厚生などの選択肢もある」
--政府が掲げる経済の好循環に向けた役割は
「デフレ脱却や経済の好循環に向けた動きを、産業として引っ張ってほしいという社会的な期待は理解している。ただ、世界に展開する産業として国際競争力をどう維持していくのかという観点が重要だ。労使が賃上げの方法について十分に議論して一致点を見いだす必要がある」
--大手と中堅・中小などの格差是正も大きなテーマだ
「自動車メーカーは部品メーカーなど関連企業とともに発展してきたし、今後も共存共栄で成長していきたい。一緒に活動して得た利益は適正に配分すべきだが、その成果を従業員への還元に使うか、成長投資に使うかは各企業が判断することだ」(会田聡)