■日航は1000円で回答
2016年春闘で日立製作所やパナソニックなど電機大手の労使が、賃金を一律に引き上げるベースアップ(ベア)について月1500円を軸に最終調整に入ったことが11日までに分かった。ベアは3年連続だが、大手各社の業績は先行きへの不透明感が強く、前年の半分の水準で決着する見通しだ。
電機大手各社の労働側は月3000円を要求。労使は、デフレ脱却に向けて社会的責任を果たすことが重要との認識で一致した。
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日本航空は11日、2016年春闘で、月額1000円のベアの実施を労働組合側に回答した。ベアは2年連続になるが、15年実績の2000円と比べると半減する。最大労組のJAL労働組合は3000円を求めていた。