裏技「10分どん兵衛」で崩れた常識 なぜここまで盛り上がったのか (6/7ページ)

2016.3.20 17:11

存在感を示す「10分どん兵衛」の油揚げ。ドヤ顔のように見える

存在感を示す「10分どん兵衛」の油揚げ。ドヤ顔のように見える【拡大】

  • テカる「10分どん兵衛」の麺
  • ドヤ顔の「どん兵衛」の油揚げを箸で持ち上げる
  • いよいよ「10分どん兵衛」を開封
  • 熱湯注ぎ10分経過、「10分どん兵衛」が完成
  • どん兵衛に熱湯を注ぐ
  • 誕生から40年になる「日清のどん兵衛きつねうどん」
  • 日清食品がホームページに掲載した「おわび」

 鈴木氏は、▽どん兵衛の高い認知度▽非常識な食べ方▽誰でも試せる▽自分なりの工夫をしたくなる▽コメントしやすい|といった要素が相乗効果を生んで、どん兵衛のコミュニケーション消費を活発にしたとみている。

 「エクストリーム・ユーザー」は、変わった特性を持った消費者を指す。今回は、マキタスポーツ氏がその存在だ。商品開発のヒントになるものの、通常では発見困難な意見が、SNSを通じて、日清食品が知るところとなった。

 「どん兵衛」不惑の40歳で

 最後にデジタル・マーケティング。日清食品はホームページ上で「おわび」という〝謝罪〟ページを作ることで、ネットのアイデアを大企業が受け入れるというニュースを新たなに提供。SNSの「熱しやすいが、冷めやすい」という弱点をメーカーがカバーした形だ。

「実際に試される方が多く、特にうどんの売上は伸びた」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。