すでに日銀が発行分のほぼ全てを購入している普通国債は、発行金利がマイナスになり、借金をする側の国にもうけが生じる逆転現象が生じている。マイナス金利で入札した投資家も日銀への転売で利益を出している。同様の構図が社債市場にも波及した形だが、企業の資金調達で、日銀に最終的な負担を回す“ゆがみ”も指摘される。
マイナス金利で運用難にあえぐ機関投資家の需要から、償還期限が超長期の社債を発行する動きも目立つ。JR西日本は償還までの期間が40年の普通社債を民間企業で初めて発行。利率は年1.575%の低利となった。
三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「企業の信用力の差もあるが、今後、マイナス利率の社債が増える可能性がある」と指摘した。(飯田耕司)