【会社概要】京フーズ
▽本社=京都市中京区六角通烏丸東入ル堂ノ前町228
▽設立=2003年4月
▽資本金=300万円
▽従業員=約60人(パート・アルバイト含む、16年3月時点)
▽売上高=約3億円(16年3月期見通し)
▽事業内容=弁当・総菜の製造販売、飲食店の運営など
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≪インタビュー≫
□関佳彦社長
■喜ばれる会社づくりで100年企業に
--創業のきっかけは
「月100万円稼ぐには商売しかないと安易な気持ちで、当時流行っていた『ほか弁』を始めた。15歳から付き合っていた妻と早く結婚しなければと思ったし」
--大学3回生で創業した
「当初は京都府内のフランチャイズチェーン(FC)100店のうち、自分の店は売り上げが70~80番目。私は20代で他店の店長は40~50代。成績が良い店へ教えを請いに行った。売り上げはお客さまの『ご満足高』と教えてもらった」
--25歳でFC店1番に
「当時の弁当店は午前8時~午後8時の営業が基本。体力があるので24時間営業にした。警察やマスコミなど深夜の需要は意外に多いと気づいた」
--年商10億円近い時も
「自社ブランド『遊食邸』を立ち上げ、29~32歳の3年間で関西に約20店舗まで拡大した。成長ではなく膨張やった」
--大きな挫折も味わう
「バブル崩壊もあったが急拡大で従業員が育たなかった。事業撤退は大変で、会社売却を持ちかけたがうまくいかない。腹心と思っていた社員らも辞めていった。子供が3人いて、逃げるに逃げられなかった」
--ここで会社を立て直した
「経営コンサルタントの著書を読んだり、(スリムドカンで有名な)斉藤一人さんの言葉を聞いたりして、明るい顔で前向きな言葉を話すよう心がけた」