【京都発 輝く】京フーズ 昼は弁当店、夜は居酒屋のユニーク経営 (3/4ページ)

2016.3.31 05:00

関佳彦社長

関佳彦社長【拡大】

  • 「遊食邸」錦店は夜の時間帯になると、お酒も楽しめる「立呑居酒屋『百』」へ変貌する=京都市中京区
  • 昼の時間帯は弁当類を販売する「遊食邸」錦店=京都市中京区
  • 古代米などを使用した「おおきに京都弁当」=京都市中京区

【会社概要】京フーズ

 ▽本社=京都市中京区六角通烏丸東入ル堂ノ前町228

 ▽設立=2003年4月

 ▽資本金=300万円

 ▽従業員=約60人(パート・アルバイト含む、16年3月時点)

 ▽売上高=約3億円(16年3月期見通し)

 ▽事業内容=弁当・総菜の製造販売、飲食店の運営など

                ■ □ ■

 ≪インタビュー≫

 □関佳彦社長

 ■喜ばれる会社づくりで100年企業に

 --創業のきっかけは

 「月100万円稼ぐには商売しかないと安易な気持ちで、当時流行っていた『ほか弁』を始めた。15歳から付き合っていた妻と早く結婚しなければと思ったし」

 --大学3回生で創業した

 「当初は京都府内のフランチャイズチェーン(FC)100店のうち、自分の店は売り上げが70~80番目。私は20代で他店の店長は40~50代。成績が良い店へ教えを請いに行った。売り上げはお客さまの『ご満足高』と教えてもらった」

 --25歳でFC店1番に

 「当時の弁当店は午前8時~午後8時の営業が基本。体力があるので24時間営業にした。警察やマスコミなど深夜の需要は意外に多いと気づいた」

 --年商10億円近い時も

 「自社ブランド『遊食邸』を立ち上げ、29~32歳の3年間で関西に約20店舗まで拡大した。成長ではなく膨張やった」

 --大きな挫折も味わう

 「バブル崩壊もあったが急拡大で従業員が育たなかった。事業撤退は大変で、会社売却を持ちかけたがうまくいかない。腹心と思っていた社員らも辞めていった。子供が3人いて、逃げるに逃げられなかった」

 --ここで会社を立て直した

 「経営コンサルタントの著書を読んだり、(スリムドカンで有名な)斉藤一人さんの言葉を聞いたりして、明るい顔で前向きな言葉を話すよう心がけた」

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