報道スタンスに疑義 古舘氏らキャスター降板 「偏ってるんです、私」 (2/3ページ)

2016.4.1 07:09

テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」でキャスターを務めた古舘伊知郎氏(右)ら(テレビ朝日提供)

テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」でキャスターを務めた古舘伊知郎氏(右)ら(テレビ朝日提供)【拡大】

  • 古舘伊知郎キャスター=六本木・テレビ朝日(撮影日:2015年12月24日)

 古舘氏のほかにも、NHK「クローズアップ現代」の国谷裕子(ひろこ)キャスターが17日に番組を降板。同日の放送は、安保関連法に反対する学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」中心メンバーらを取り上げた。TBS系「NEWS23」アンカーを25日に降板した岸井成格(しげただ)氏は「報道は極端な見方に偏らず、世の中の常識を基本とする。権力を監視するジャーナリズムを貫くことが重要」などと強調した。

 テレビ報道をめぐっては昨年、安保法制審議を伝えた番組内容に疑義が相次いだ。作曲家のすぎやまこういち氏が代表呼びかけ人を務める「放送法遵守を求める視聴者の会」は、「NEWS23」アンカーの岸井氏が「廃案に向けてずっと声を上げ続けるべきだ」と発言したことを問題視。政治的公平や多角的な論点の提示を義務付けた放送法4条違反の疑いがあるとして公開質問状を送ったが、岸井氏は回答しなかった。

 一方、岸井氏らテレビで活動する一部ジャーナリストは今年、高市早苗総務相の「電波停止」発言に抗議した。ただ、岸井氏は2月の会見で、視聴者の会からの批判を「低俗で品性、知性のかけらもない」と切り捨てた。法律の従来解釈を答弁した高市氏と、「放送の自由」を叫ぶ一部ジャーナリストや野党、番組に疑問を呈する視聴者の主張は平行線をたどっている。

「キャスターが意見を言ってはいけないということはない」(古舘氏)

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