中国政府はここにきて過剰生産の解消に向けた施策を打ち出し、鋼材価格も上昇に転じている。しかし、一部で生産を拡大する動きもみられ、再び値下がりする可能性も否めない。
新日鉄住金は「原料価格、鋼材価格が不透明な動きをしている」(栄敏治副社長)として、17年3月期の業績見通しを開示しなかった。
JFEHDも予想を控えたが、足下の価格が続けば経常利益は前期並みの650億円になるという。神戸製鋼所は売上高を前期比4.9%減の1兆7500億円、最終損益を200億円の黒字(前期は215億円の赤字)と予想している。
■鉄鋼大手3社の2016年3月期連結決算(売上高/営業利益/最終損益)
新日鉄住金 4兆9074(▲12.5)/1677(▲52.0)/1454(▲32.1)
JFEホールディングス 3兆4317(▲10.9)/906(▲59.3)/336(▲75.8)
神戸製鋼所 1兆8228(▲3.4)/684(▲42.7)/▲215(-)
※単位は億円。カッコ内は前年同期比増減率%。
▲はマイナスまたは赤字、-は比較できず