企業価値急落…シャープ身売りの戦犯は誰だ? “演出過剰”額面通り受け取れず (4/5ページ)

2016.5.5 17:04

調印式を行う、シャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の戴正呉副総裁(左)。中央は鴻海の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)

調印式を行う、シャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の戴正呉副総裁(左)。中央は鴻海の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)【拡大】

  • 質疑応答に応じるシャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)
  • 調印式を行う、シャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の戴正呉副総裁(左)。中央は鴻海の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)
  • 調印式を行う、シャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の戴正呉副総裁(左)。中央は鴻海の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)

 シャープの奥田隆司社長(当時)は「世界は生産規模で勝負が決まるパワーゲームが起きている。もはや技術だけでは勝てない」と鴻海との提携に活路を見いだそうとした。

 ところが、日台連合はすぐに暗礁に乗り上げた。

 24年8月にシャープは25年3月期の業績を大幅に下方修正し、株価が100円台に落ち込んだからだ。

 1株550円で出資に合意した鴻海は不信感を持ち「鴻海の株主や台湾当局に説明がつかない」と条件の変更を要求、折り合えないまま出資を見送った。

 シャープ社内にも提携交渉で決めたことがすぐに覆される鴻海流に不信感が募っていたが、このときはまだ破談を選択し、銀行の支援を受けて自主再建する道が残っていた。

4年前と決定的に違うのは、シャープの資金繰りが切羽詰まった状況に…

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