企業価値急落…シャープ身売りの戦犯は誰だ? “演出過剰”額面通り受け取れず (5/5ページ)

2016.5.5 17:04

調印式を行う、シャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の戴正呉副総裁(左)。中央は鴻海の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)

調印式を行う、シャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の戴正呉副総裁(左)。中央は鴻海の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)【拡大】

  • 質疑応答に応じるシャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)
  • 調印式を行う、シャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の戴正呉副総裁(左)。中央は鴻海の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)
  • 調印式を行う、シャープの高橋興三社長(右)と鴻海精密工業の戴正呉副総裁(左)。中央は鴻海の郭台銘会長=4月2日、堺市(竹川禎一郎撮影)

 決定的な違い

 元の鞘(さや)に収ったともいえるが、4年前と決定的に違うのは、シャープの資金繰りが切羽詰まった状況に追い込まれていたことだ。3月末に返済期限を迎えた主力取引銀行のみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行からの融資5100億円は、借り換えの前提が鴻海の買収を受け入れることになっていた。

 2月4月の会見で、高橋社長は「出資金を下げるなど理屈に合わないことがあれば提携しない」と説明したが、革新機構の撤退を受け鴻海の買収を受け入れなければ、たちまち行き詰まることからもはや破談の選択肢はなかった。「理屈に合わない」と破談の条件に挙げた出資金の引き下げも飲まざるを得なかった。

 関係者は「4年前の提携に合意した当時の経営陣は鴻海の魅力も怖さも知っていたから出資比率は10%未満に抑えた。振り出しに戻ったようだが、その後の経営の不作為で状況が決定的に悪化した。今度は経営権を丸ごと握られるしかなくなったのだから…」と話した。

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