伊藤忠、最終減益も業界首位確定 16年3月期 資源価格低迷で減損処理

2016.5.7 06:08

2016年3月期連結決算を発表する伊藤忠商事の岡藤正広社長(右)=6日、東京都港区

2016年3月期連結決算を発表する伊藤忠商事の岡藤正広社長(右)=6日、東京都港区【拡大】

 伊藤忠商事が6日発表した2016年3月期連結決算(国際会計基準)の最終利益は前年同期比20.0%減の2403億円と2期ぶりの減益だった。従来予想は3300億円(9.8%増)の増益。一段の資源価格低迷で豪州石炭事業や米農産物商社ドールなどの資産評価を引き下げる「減損処理」を計955億円計上したのが響いた。

 業界首位の三菱商事や三井物産が創業以来の最終赤字予想を発表済みで伊藤忠は最終利益で初の業界首位が確定した。

 同日会見した岡藤正広社長は追加減損処理について、「いかなる経済環境にも耐えうる強靱な収益基盤を築くため、あえて一段の処理に踏み込んだ」と説明。また「(各社の赤字転落で)前期は不戦勝のようなもの、勝負は今期だ」と2期連続の業界首位に意欲を示した。17年3月期の最終利益見通しは食料や機械など非資源で45.6%増の3500億円と過去最高益を見込む。

 今後の最大の課題は昨年タイ財閥のチャロン・ポカパン(CP)グループとそれぞれ約6000億円を折半出資した中国中信集団(CITIC)との資本・業務提携の相乗効果。岡藤社長は「今年上期以降には協業を実現したい」と話し、具体的な分野に食料や資源投資、ロシア向け投資などを挙げた。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。