北海道から鹿児島まで全国14都市に就航するフジドリームエアラインズ(FDA)。チャーター便事業を拡大させている(同社提供)【拡大】
通常の乗り継ぎなら半日以上を費やす飛行時間が半分以下に短縮できるものもある。移動の負担を抑えつつ、希少性の高い旅を楽しめるとして旅慣れた中高年世代らの人気を集めているのだ。
チャーター便は旅行会社などが航空機を借り切って運航する。旅行会社などが単独、あるいは共同で座席を買い取る形式がある。ハワイやサイパン方面などの繁忙期に飛ばす臨時便の一部の座席を旅行会社が買い取る形式も増えているようだ。
そもそもなぜチャーター便がこれほど広がっているのか。背景には航空業界が経営効率を高めようと、採算性を重視した運航形態に変えていることがある。搭乗率の低い地方空港の定期便を減らす一方で、燃費が高く空席の出がちな大型機から小型機へのシフトが進んでいる。この影響で不足感が出だした座席を補うためチャーター便が増えたといえる。
JTB西日本は平成27年度の関西発チャーター便が25年度の約1・5倍に拡大しており、今夏もスイスやクロアチア方面を強化している。