--英会話事業は競争が激しい。どう差別化しているのか
「750人の講師は全員正社員として終身雇用している。月収は3万~5万円で同業他社より高く、転職が盛んな国であるにもかかわらずほとんど辞めない。講師採用試験の競争率は100倍に達し、全員が教員免許か国際英語教授資格(TESOL)を取得しているため、質が高い。1日3交代制で勤務し、早朝と深夜はオンライン、昼は教室で教える。学校は治安がよい場所に立地している」
--具体的な成果は
「明治大学の学生21人を対象に80日間オンラインレッスンを受講してもらった。すると受講前と後でTOEICのスコアが平均で110点、最高で250点アップした。受講した全学生が結果に満足し、今後も継続したいと答えている」
--今後の成長戦略は
「学校運営にさらに力を入れる。口コミで知名度が上がり、毎年のように留学生が急増している。昨年末時点で延べ3000人だが、今年中に5000人に達するだろう。新しい大学入試では文部科学省が、英語の4技能をバランス良く評価する方針を打ち出している。とくに話す、聞くについて当社のプログラムは有効で、中学、高校からの問い合わせが相次いでいる。オンライン英会話は日本の学校30校に導入されているが今年中に2倍に増やす計画だ」(佐竹一秀)
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