広東省広州市で1月に行われた金庸氏の武侠小説「笑傲江湖」を題材にした雑技劇(中国新聞社)【拡大】
中国のゲーム会社2社が、香港の人気作家、金庸氏の武侠小説に出てくるキャラクターなどをゲーム中に無断で使用したとされる訴訟で、最終審の北京知的財産権法院(裁判所)はこのほど、2社の行為は不正競争に当たると認定、賠償金計100万元(約1713万円)が確定した。
金庸作品のゲーム使用については、北京暢游時代数碼技術が2013年、「天龍八部」「鹿鼎記」「書剣恩仇録」「碧血剣」「雪山飛狐」といった作品11編の中国本土でのモバイル端末用独占ゲーム化権を取得した。にもかかわらず北京普游天下科技など2社は、自社が開発・運営するモバイル端末用オンラインゲームでその作品中に出てくるキャラクターや武術、武器、一部ストーリーを使用し、ゲームの宣伝でも(小説タイトルの文字を織り交ぜた表現で)金庸作品中の英雄たちが登場することを連想させている。
このため暢游時代は「(これら2社は)製作コストを抑え、不当に金庸作品の知名度を使ってユーザーの利用を促した」として提訴。不当な競争行為の即刻停止と500万元近い損害賠償の支払いを求めていた。