トヨタ、今期は大幅減益予想 円高筆頭に“四重苦”で「覚悟が試される年」と豊田社長 (3/4ページ)

2016.5.12 07:30

2016年3月期連結決算の説明を行うトヨタ自動車の豊田章男社長=11日、東京都文京区
2016年3月期連結決算の説明を行うトヨタ自動車の豊田章男社長=11日、東京都文京区【拡大】

 リスクは為替だけにとどまらない。熊本、大分両県を中心とした地震に伴う生産停止で業績が押し下げられる可能性が高いからだ。トヨタでは、同地震に伴い8万台の生産に遅れが出るとみる。

 国内工場は4月25日以降、順次操業を再開させており、今月16~21日には全完成車工場を再開させる。その後の増産で遅れを取り戻したい考えだが、生産停止に伴う業績への影響はまだ「精査中」(伊地知副社長)の段階。想定以上に損失が膨らめば業績の下押し圧力にもなりかねない。

 タカタ問題など懸念

 懸案はまだある。新興国経済の減速だ。国際通貨基金(IMF)が、4月に公表した最新の世界経済見通しによれば、16年の新興国全体の成長率は4.1%と1月時点の前回予想から0.2ポイント下方修正された。新興国の景気が冷え込めば、新車販売への影響も避けられない。

さらにタカタの欠陥エアバックのリコール(回収・無償修理)問題も悩みの種…

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