三井住友フィナンシャルグループ(FG)は12日、来年6月に開催予定の株主総会後に、社外取締役の意見を強く経営に反映させる「指名委員会等設置会社」に移行すると発表した。人事の客観性や透明性を確保するなどして、企業統治を強化するのが狙い。
これに伴い、人事権や経営の重要決定事項の判断を下す際の社外取締役の果たす役割が重みを増す。三井住友銀行が主導してきた経営体制は三井住友FGに移ることになる。
合わせてグループ再編も進める方針だ。三井住友銀の傘下にあったSMBC日興証券を三井住友FGの傘下に移行。三井住友銀、住友生命保険、三井住友海上火災保険などのグループ会社が株式を保有する資産運用会社の三井住友アセットマネジメントも子会社化する。三井住友FGは銀行、証券、アセットが子会社として並列するグループ体制となる。
みずほフィナンシャルグループは26年、三菱UFJフィナンシャル・グループは27年に指名委員会等設置会社に移行している。3メガ銀行が持ち株会社の権限強化で足並みをそろえる形となる。