10年を終え、今後は現地の自立をサポート
「1L for 10L」プログラムは、本国フランスを始めとしたヨーロッパ各国のリードで実施されていたが、現在日本のみで続いており、今年10年という節目を迎え、支援自体は一区切りとなる。
「プログラム開始初年度は、生活者が参加しやすい支援であるが故に、プログラムを広げていくことに苦労しました。2年目以降、前年の支援結果を具体的に数字で掲出することで、より多くの皆様にプログラムを知って頂くことができました」(星島氏)
「子どもたちの健康ということを考えると、メジナ虫病を完全に撲滅ができていないことが悔しいですが、この10年の発生率の推移をみると劇的に減少しました。10年を区切りにしたのは、現地の方々の自立のタイミングを見極めることも大事だと考えるからです。家電の保証書のように井戸の保証書をお渡しするのではなく、村の人たちが井戸をライフラインとして継続的に良い状態を保つために自分たちでメンテナンスしていく。ユニセフさんを通じてメンテナンスの技術を伝えるなど、これからの10年は角度を変えてサポートが続きます」(中丸氏)
10年目の今回は、現地のユニセフスタッフと連携し、マリの現状や支援の成果をSNSなどで発信していくという。
「2007年のスタートの時に立ち返ってプロジェクトの本質を多くの人に伝え、ユニセフさんを通じて現地とのコミュニケーションを大切にすることが今回のテーマです」(星島氏)
自分たちが暮らすこの世界が、自分たちの少しの支援でよりよい場所に変わっていく。水を飲むという普段の行動で子どもたちの笑顔が増えていくーー。「1L for 10L」集大成の10年目がスタートする。
(提供:キリンビバレッジ)