大手銀行5グループの2016年3月期連結決算【拡大】
預金はマイナスにしない方針で0.03%程度に据え置く。預金を元手に資金を貸し出す本業の差益(マージン)は大幅に圧縮される事態に見舞われる。
三菱UFJ、りそなHDは今期の業績を「予想」ではなく「業績目標」とした。三井住友トラスト・ホールディングスの北村邦太郎社長もマイナス金利政策の影響について、「今期は150億円の減益要因となる」と話した。
一方、これまで好業績を支えてきた海外事業は、円高で一部で暗雲が立ちこめる。また、新興国の景気減速で、三井住友FGは出資先のインドネシア地場銀行の株価が下落。570億円の減損処理を迫られる結果となった。今後は、「金融環境にとってプラスとはいえない状況がしばらく続く」(みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長)なか、どう収益を確保していくかが課題だ。三井住友FGの宮田孝一社長は「航空機リースなどの新しい投資や、大企業の国際的な企業買収の資金需要を取り込む」と強調した。