会見するスズキの鈴木修会長=18日午後、東京都千代田区の国交省(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
不正問題が経営に与える影響は甚大だ。ブランドイメージの低下は販売を直撃する。排ガス不正に揺れたVWの2015年の世界販売は前年比2%減と、13年ぶりに前年実績を割り込んだ。軽自動車4車種で燃費データ改竄問題などが発覚した三菱自は4月の軽の国内販売が前年同月比約45%も減った。
スズキは今回の不正な燃費測定問題が業績に与える影響は「現時点ではない」としている。対象車の燃費値に変更がないため保有者へのガソリン代の差額分などの補償がなく、新車販売も続けられるとみているためだ。ただ、今回の問題が引き金となり消費者離れが進めば販売への影響は避けられない。鈴木会長は再発防止に向け「風通しのいい組織にしないといけない」と言い切った。その言葉通りに組織を変えなければ、真の信頼回復は難しい。