【セブン&アイ株主総会・詳報(1)】村田社長が最後の議長役に 「ノーサイドの精神で経営を」 (2/3ページ)

2016.5.26 12:51

セブン&アイ・ホールディングス株主総会に出席するため、会場の本社に入る株主ら=26日午前、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)

セブン&アイ・ホールディングス株主総会に出席するため、会場の本社に入る株主ら=26日午前、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)【拡大】

  • セブン&アイ・ホールディングス株主総会に出席するため、会場の本社に入る株主ら=26日午前、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)

 《監査報告に続き、各社の事業報告の説明用ビデオが約30分間流される》

 ビデオ終了後、人事案など3つの議案について村田氏が説明を始める。質疑応答については「一括してお受けする」として説明を始める。

 取締役人事案をめぐる混乱について村田社長は、「監督機能の向上を目的に、3月下旬から社内委員が提出した原案について審議したが、結論を得るに至らず、承認されなかったため、答申に委ねた。4月7日の取締役会での慎重な審議の結果、過半数に達せず、原案は承認されなかった。その後の役員人事案を組成し、4月15日の指名・報酬委員会で全員一致の賛成で決めた。19日の取締役会での審議の結果、役員の新体制を承認した」などと経緯を説明した。

 《15分程度の説明後、質疑応答が始まる。早速最前列に座る男性株主が挙手した》

 男性株主 「取締役選任の4月社長交代に図られた、無記名投票となったためにどのようになったか賛否が判断はできない。7人の賛成と白票の内訳は」

 村田氏 「4月7日のその際多くの取締役から意見を頂き、無記名にした。一丸となって経営に当たっている。禍根を残さないように無記名にした。弁護士からも確認しているが、違法ではなく合法であります。その結果、会社側が提案した井阪さんの退任の件については反対となった。一丸となって経営という意味でノーサイドで経営にあたらないといけないということで、今の経営陣を選定した。無記名ですので多分そうであろうという内容を開示されましたが、賛成か反対化については問うことを必要としない」

 《会場から拍手が起こる》

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