KDDI(au)は31日、最大で毎月900円分のポイント還元など携帯電話の長期利用者向け割引を発表した。総務省からの要請を受け、携帯大手3社はデータ通信利用の少ないライトユーザーや長期利用者向けに携帯料金の見直しを進めてきたが、KDDIの発表で各社の新プランが出そろった。ただ、ライトユーザー向けプランがほぼ横並びの内容になるなど課題も多く、今後も継続的な料金見直しが必要となりそうだ。
KDDIの長期利用者割引は、毎月のデータ通信使用量が多く、継続利用期間が長くなるほど、KDDIの提供するサービスなどで使える電子マネー「ウォレットポイント」がより多く還元される。4年以上の継続契約と毎月1ギガバイト以上のデータ利用の契約者が割引対象で、最低40ポイントの還元を受けられる。8月から提供を開始する。
ソフトバンクの長期利用者割引は、2年契約更新後に毎月500円分のポイント還元か、毎月200円の通信料割引を選択できる。今秋から提供を開始する。